大都会の片隅にあるショーレストラン「スターレス」で毎夜繰り広げられるショーを楽しませるシンガーやパフォーマー。彼らはその誰もが一筋縄ではいかないワルメンたち。そんなワルメンを応援しながら楽しむリズムゲームコンテンツ「ブラックスター -Theater Starless-」(以下ブラスタ)ではこれまで「BLACK LIVE」や「BLACK TOUR」などのリアルショーでもファンを楽しませてきた。そのブラスタが新たにバンドと共に歌を放つ「BLACK SONIC」を開催。
ブラソニと呼称されるそのショーの初公演が福岡で敢行された。

初めて開催されるブラソニ。期待感に包まれた会場にライブのはじまりを告げる映像とSEが流れ、暗く塗りつぶされた会場に光が当たった瞬間、ステージ上には9人のシンガーの姿が。歓声に包まれた会場に力強いドラムの音が響き、バンドサウンドが音圧たっぷりにフロアを席捲すると4周年記念曲「Outsider」を、そこに立つ全員で歌い上げれば、オーディエンスは思い思いの色に灯されたペンライトを揺らした。この「Outsider」は元々3曲を自由に組み合わせることができた4周年曲。それをフルで繋げた“BLACK SONIC  ver”として披露されたことにファンはもちろんシンガーも満足の表情。オープニングのラストは「最後までよろしくー!福岡―!」とチームWのシンガー・晶の歌唱を担当する小林太郎が叫び、フロアのオーディエンスが一斉に応えた。

昼の部は「Breakin’it faster」に「雪花」、「Out in Out」というチームWの楽曲を筆頭に、これまでも人気の高かったナンバーからリアルライブ初披露となる楽曲までを余すことなく堪能させる。これまではダンサーと共に、それぞれの演目の楽曲の世界観をダンサーの表現力も加えて見せていたステージから、フロアにぶつけるような荒々しさ、時に抒情的に、情景的に届けるバンドアレンジでの音で“演目”を背負ったライブとなったブラソニ。聴きなれた曲も序盤から全く表情の違う、新しいスターレスを感じさせた。

そもそもの楽曲がバンドの音との親和性の高いチームWのみならず、チームK、チームB、チームP、チームCの楽曲群、さらに新たに加わった青桐ことSHINも含め、福岡に集ったシンガーたちの卓越した歌唱力とドラマを内包したボーカルはバンドの演奏と相俟って、楽曲の魅力をさらに高めた印象が強いライブとなった初日。BLOCK1で各チームのフラグシップ曲から始まり、「スターレス」の物語を辿るように、Season1~5までの楽曲が披露された。昼公演は、まさに“最初の一歩”を味わえたステージとなった。

特筆すべきは新曲の歌唱だ。チームKのケイと夜光の歌唱による「WORLDS APART」はホワイトデーイベントで実装された一曲。深淵を思わせる夜光のボーカルと生命力の漲るケイのボーカルが絡み合うナンバー、さらにはメドレーイベントとして今春実装されたチームWの「Riskin’it all」、そして5月実装の最新曲であり、晶とチームCのシンガー・柘榴が歌う「Seed in your hand」では小林としゃけみーが圧倒されるほどのラウドなロックンロールを伸びやかな歌声で響かせ観客を歓喜させ、初めてのバンドセットで見せたライブアレンジされたブラスタ楽曲たちは圧巻のパワーを誇る。こうしてブラスタは初の公演となった福岡に「これがブラソニだ!」という楔を刻み付けた。

一方、夜の部は同じく「Outsider BLACK SONIC ver」としてこの日の出演シンガー全員での歌唱のあとにはチームKの「During the demise」、チームB「日蝕」、チームP「虹の彼方へ」、チームC「Purple Dawn」、チームP「僕のすべてを君に捧げる」とこれまでのリアルライブの定番曲が続き、まさにバンドアレンジでの違いを改めて体感させた。スターレスがリニューアルしてからの、各チームの代表的なナンバーであり、ユーザーにも長く馴染んできた楽曲群が、この日、生バンドの音によって新たな熱を帯びていく様はオーディエンスにとっても胸を熱くさせる瞬間だっただろう。

夜公演はチームPを筆頭としたライブ構成。物語がスターレスのリニューアル前のチームWから生まれたチームであるPを筆頭とした公演となる。チームPのシンガーで本公演のステージに立つあじっことKradnessがブラスタへの想いを語る場面も。ラウドなロックのカラーが強かったチームWのセットリストとはガラリと空気を変え、「aka,aka」や「はつ恋」、「Luminous Snow」に「BELOVED」といったチームPのナンバーによってライブ自体に煌めきを感じさせた夜公演は、シーズン5の最終章『Owner’s Order』で実装された吉野とマイカが歌う「Ur-Fall」、さらに6月に実装されたばかりのヒースが歌う「Armageddon」まで最新曲もバンドアレンジで聴かせるという驚きのセトリに観客の歓声は止むことがなかった。

バンドセットによる楽曲の新たな可能性を見せたブラックスター。スターレスのワルメンたちと同じく常に挑戦の足を止めることなく、果敢に進んでいくライブシリーズはまだ開幕したばかり。ここから続く公演でどの曲が、どんな進化を見せるのか。期待の想いは膨らむばかりだ。

TEXT BY えびさわなち

■「BLACK SONIC」詳細情報
イベントページ https://blackstar-ts.jp/category/news/?pid=5573
チケット情報 https://blackstar-ts.jp/category/news/?pid=5606

◆ゲームアプリ情報
タイトル ブラックスター -Theater Starless-
配信形式 スマートフォン(iOS/Android)
ジャンル ワルメン応援&リズムゲーム
配信開始 配信中
著作権表記 © DONUTS Co. Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト https://blackstar-ts.jp
公式X  https://twitter.com/Blackstar_ts

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■株式会社DONUTS 概要
所在地   東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー8階
代表者   代表取締役 西村啓成
設立    2007年2月5日
事業内容  クラウドサービス事業、ゲーム事業、動画・ライブ配信事業、医療事業、出版メディア事業
企業サイト https://www.donuts.ne.jp/
採用情報  https://www.wantedly.com/companies/donuts2007/