創業者紹介・対談「DONUTSの歴史」
創業者紹介
創業者ふたりが語る、DONUTSの社員への想い。
パネルディスカッション後編
【2018年12月全社会レポート】
ゲーム事業の今後について
もちろん、今後は「ゲーム事業に力を入れない」ってことではないですよ。今あげたような、ほかの事業で安定した利益が出るようになれば、今度はゲーム事業に投資して新しいゲームをどんどん作るつもりです。
ゲーム外事業で収益を上げる土壌作りを5年くらい前からやっていて、ようやく整いつつあるなと思っています。今は3つほど新規ゲームを開発中です。
ゲームについては、「この会社といえばこのゲーム(ジャンル)だよね」っていう強みを持つ必要があるなと思っています。僕らとしては、今後数年で『音ゲー』をより強い事業にしていきたいと考えているところです。
先ほど根岸さんのお話に「人材に賭けている」とありましたが、「DONUTSの人材に対する考え方」を教えてください。「こうなってほしい」、といった想いはありますでしょうか?
人材に対する想い
西村はどちらかというと事業寄りの人間なんですが、僕はもともと「システムと人が好き」なんですよね。プログラムを一日中していると人と話したくなるし、逆に一日中人と話していると、部屋にこもってプログラミングしたくなるような学生だったんです。
今も自分のなかには、その両輪があります。もちろん「事業が上手くいく」ってことは大事だし、それ自体も楽しいんですけど、僕としては一体感というか、上手くいったときの「喜びを分かち合いたい」という想いも大きいです。
音楽のライブに行くと、観客も演者も一体になるじゃないですか。そういうのを仕事でも感じたいと思っています。「一体感を持って、喜びを分かち合いたい」です。
皆さんのことは、ある意味『自分の子ども』のように思っています。『家族』ですかね。だからもちろん、誰かが(退職して)いなくなったら悲しいです。会社ではあまり悲しんでいる姿は見せないようにしてますけど、家に帰ってからはもう、めちゃくちゃ落ち込んでますからね(笑)。一方で、成長した姿が見れたらうれしいです。
僕自身、DeNAに勤めていた頃はめちゃくちゃつらかったし、大変なことも多かったんですよね。でも、振り返ってみると「すごく楽しかった」。がむしゃらにやった青春時代、みたいな感じでしょうか。
皆さんにとっても、ここで過ごす時間がそういうものになればいいなと思います。
僕も根岸と似た想いはあるんですが、プロジェクトに対しては「試合をするような気持ちで挑んでほしい」と思っています。
仕事に対するやりがいやモチベーション、キャリアプランって人それぞれですよね。たとえばプロサッカー選手も、いろんなモチベーションで練習をしていると思います。でも、試合のときは難しいことは考えず、とにかく『全力』で挑んでるはずですよね。
先ほど根岸が言っていた「振り返ってみると楽しい思い出になる」のも、全力で挑んだ結果だと思うんです。
自分の人生を振り返っても、適当にやったことって「何の思い出にもなってない」んですよ。全力でやったことは、その過程や結果がどうあれ「楽しい思い出」になったなって。
だから、どうせやるなら全力でやったほうがいいと思います。ここで働いたことが、将来いい思い出になるような働き方をしてもらいたいです。
あと、僕のことをなぜか「怖い」って思ってる人もいるみたいなんですけど……
友達界隈では、寛容力があって、怒らない人材として有名なので(笑)。だから、怖くはないはずです。ミーティングの場とかでは厳しいことも言いますけど、それは仕事なので。ふだんはそうそう厳しいことは言わないし怒らないから、勘違いして怯えないでほしいです。
そういえば僕、美容院に行っても美容師に話しかけられないんですよ……。髪型の話はしますけど、よくある「何のお仕事されてるんですか?」みたいな会話は全くないです。
担当とか店が変わってもやっぱり会話はないので、怖がられてるか、話しかけづらいと思われているんだろうなって自覚はあります(笑)。僕の悪いところですよね。
ただ、そういうときは怒ってるとかじゃなくて、何も考えてないだけです。だからまぁ、変な勘違いで怯えないでほしいなと思ってます。
質疑応答(お互いがタッグを組もうと思った理由は?)
これ、たしかに根岸はずっと「起業したい」って言ったんですが、前述のように結果的には僕が誘った形なのかもしれないんですよね。
会社をやるなら、ひとりよりも誰かと一緒のほうがいいと思っていました。それで、誰か新しい人を探すくらいなら、「根岸がずっと起業したいって言ってたし、一緒にやったらいいか」くらいの軽い気持ちだったと思います(笑)。
そもそも、DeNA時代に根岸と一緒に仕事をしたことはなかったので、どれくらい仕事ができる人なのか全く知らなかったですし。
「とりあえず、いいか」くらいの気持ちです。
掘り下げようとしますね(笑)。
いや……。当時はあまり『人の才能』とか考えてなくて……、本当にただ近くでよく「起業したい」って言ってたから……。あと、当時DeNAって優秀な人が多かったから、いいかなって……。
僕らって最初はすごく仲がよくて、毎日のように一緒にランチに行ってたんですよ。なんか「友達同士で起業するとよくない」って話もあるじゃないですか。……まさにその通りだと思います。
少なくとも、『友達』ではなくなりますね。創業当時は、よくケンカをしてましたし。それまで一緒に仕事をしたことがなかったから、「コイツ、こんなこともできないのか」ってイライラすることも多かったです。
でも徐々にお互いの関わり方がわかってきて、今は『すごく信頼している仕事のパートナー』ですね。
僕は高校生のときから起業したいと思っていて、会社を起こすときは「ふたりでやろう」って決めていたんです。それからずっと、パートナーを探していました。でも、なかなか見つからなくて。
もう「ひとりでやろう」って覚悟して動き始めたときに、西村に「起業しよう」って言われたんです。
もともと、ふたりでやるなら『自分とはタイプの違う人』で『強運な人』がいいと思っていました。西村と僕は全く違うタイプだし、どちらも「自分は運がいい」と思っているので、ふたりで組んだら最強かもしれないなと。
あと、単純にお金儲けだけを考えている人じゃなかったので、いいなと思いました。悪いことをして儲けようとする人とか、すぐ事業売却しちゃう人とかもいますけど、僕はそういうのは嫌だったので。そういった感覚や目的が一致していたのも理由のひとつでしたね。
まぁでもたしかに、ケンカは毎日していました(笑)。受託開発をやっていた頃なんて、クライアントに心配されるくらいの大ゲンカをしてましたよ。
なかったです。くだらないケンカも多かったですしね。
最初の頃なんて、西村は「タイピングの音がうるさい!」って言って怒ってたんですよ。僕も「ええ!? 西村のほうがうるさいじゃん!」って思ったりして。もう、めちゃくちゃでしょ(笑)。
最近、『シリコンバレー』ってドラマを見てるんですけど、タブ派かスペース派かで大ゲンカしてるシーンがあるんですね。スペースキーを押す音を聞いただけで「スペースを使う理由がわからない」って言って。それと似たような状況でしたね(笑)。
自分自身も昔に比べるとかなり丸くなったというか、聖人になってきたなと思いますし。
(笑)
会社を始めたおかげで、まともな人間になってきたなと思います。ちょっとしたことではイライラしなくなりました。ほとんどの場合、「なんでもいいじゃん」みたいな気持ちで受け入れられます。
だから、最近はケンカもないですね。年に2回くらい意見が衝突することはありますけど。お互い人間的に成長したことによって、上手くやれるようになったんじゃかなと思います。
最後に、西村さんから
さっきの続きになるんですけど(笑)、なんか僕、黙っていると「怒ってる」と思われがちなんですよね。全く怒ってないです。何も考えてないだけです。
怒るときは、ふつうに怒ります(笑)。黙ってるってことは、怒ってないんだと思って、ふつうに接してください。
以上です。
経営理念について
良いサービスとは、ユーザーや同業他社からリスペクトされることを意味しています。
DONUTSでは、この目的を実現するために最適な経営および組織作りを行っています。
職場では創業者両名との距離も近く、
積極的に自分の意見を言って、提案できる環境にあります。
価値が残る
サービス・コンテンツを
一緒に創りませんか。